年頭にあたって(平成31年)

2019年1月2日 Filed under:その他

NICDの諸君へ

新年あけましておめでとうございます。
今年はNICD創立10周年の節目の年です。名古屋事務所もスタートします。世の中も変わるでしょう。新天皇陛下が即位し,元号も変わります。それでもNICDの弁護士そしてスタッフとして心掛けるべきことに何ら変わりはありません。

一人ひとりの依頼者に誠実に向き合い,その不安感を共有し,常に寄り添い,罪を犯した人であってもその尊厳を敬い,権力に誤りがあれば法の名のもとにこれを糺し,依頼者が求めれば贖罪と更生のための道標を示す。そして,全ての依頼者が静かな日常を取り戻せるように手を差し伸べましょう。またそれが出来るように,NICDの一員として,日々の研鑽を怠らず,自らの生活を律し,自己変革に努めましょう。

“Everyone thinks ofchangingthe world, but no one thinks of changing himself”. (Leo Tolstoy)

今年もよろしくお願いします。

平成31年元旦

代表弁護士 中村 勉

東京志向に思う

2018年2月27日 Filed under:刑事弁護

後藤貞人先生,下村忠利先生,秋田真志先生,鈴木一郎先生,亀石倫子先生。。。
大阪には名だたる大物スター刑事弁護士がいるのに,どうして東京の事務所で刑事弁護のサマーアソシエイトを受けたいと思うかなあ?
皆さん,東京が好きなんですね。刑事弁護なら大阪なのに。

いざアメリカへ

2017年10月11日 Filed under:司法制度

僕が司法試験に合格したのはもうずいぶん昔になる。
合格した当時は,弁護士志望であって渉外事務所で国際案件に携わってみたいという夢があった。
あるいは,当時まだバブルの余韻もあったからなのか,ブル弁(ブルジョア弁護士)になって不動産専門弁護士!になって一儲けしたいと真顔で考えていた。
大学の研究室の先輩弁護士からは,独禁法をやる事務所だが来ないかという誘いもあったが,当時は今とは違ってどの事務所に行くかは後期修習が始まるまでに決めれば良いとの考えから,特に事務所を決めずに第46期司法修習生になった。
もちろん入所前は就職活動などせず,せっせと英語の勉強をし,アメリカとイギリスに約1か月間,一人でバックパック旅行に出かけた。
実家の親はこの旅行計画に驚き,もうこの世の別れかと言わんばかりに心配して反対したが,親心子知らずで,当時,絶対に世界を見てみたいとの思いを抱き続けてきたので,司法試験に合格した瞬間,格安航空チケットと大きな旅行バッグを買ったものだ。吉田松陰がアメリカに密航を企ててるようなワクワク感があった。
何しろ生まれて初めての海外旅行だ。とにかく見てみたい。世界を見てみたい。ただそれだけである。

出発の1週間前くらいから緊張していたように思う。
英会話は「1週間で分かる旅行英会話」みたいな本を読んでいただけ。受験英語は得意だったが,司法試験の勉強に専念していたので英語からは全く遠ざかっていた。
何とかなるさという甘い考えだった。
いよいよ出発の朝。
パスポートは持ったし,格安航空チケットも持ったし,トラベラーズチェック(懐かしい)も持ったし,準備万端。
大きなバッグを背負って,革ジャンにジーパンといういでたちだった。
意気揚々と下宿を後にしたものの,あまりにも重いバッグで,立川の下宿を出発して成田空港の駅ホームに到着した瞬間,駅ホームでバッグを床に落としてしまい,中のアフターシェーブローションMANDAMの瓶が割れて,全ての荷物が大変な匂いになってしまった。。
このフレグランスな香りとともに冒険は始まり,そして,そのMANDAMの香りが今でもこの旅行を思い起こさせるのである。

テアトルポー

2016年8月4日 Filed under:司法制度

高校時代を郷里函館で過ごし,進路のことなど何も考えもせずに柔道の部活で汗を流し,
その当然の報いとして大学受験不合格,札幌で浪人生活を強いられることになった。

それほど裕福でもない親に頼み込んで,何とかお金を出してもらって札幌の予備校に通い,寮生活を始めたはいいが,根っからの人付き合いの悪さからからか,友人など一人もできるはずもなく,そうは言っても受験参考書を友人にする気にもならず,毎日純文学小説をむさぼるように読み,しかし,ときどき,札幌郊外の丘に寝そべっては,教室の斜め左向かいに座っていたショートヘアの子のことを思い,高く,透き通った空を見ていた。

当時の楽しみは,予備校の授業をさぼって観に行く名画座の映画だった。
それは札幌駅の地下にある「テアトルポー」という名画座だ。
250円で観ることができたのだ。
寅さん,ロッキー,道,ティファニーで朝食を,ローマの休日,サタデイナイトフィーバー,ミスターグッドバーを探して。。。
大抵の名画はそこで観た。
たぶん,疑似人生経験もテアトルポーで得られたに違いない。

大学を卒業して,司法試験に合格して司法修習生となり,郷里の函館地方裁判所に配属になったとき,
札幌への出張で,同期の染谷君(今は裁判官)と二人で,懐かしい,懐かしい札幌の街を歩いた。
でももう寮も,テアトルポーも,どこにもなかった。

もうあれから10年も経っていたのであった。

明日のジョー

2016年8月2日 Filed under:司法制度

山Pこと山下智久主演の実写版「明日のジョー」の中で、香川照之演ずる丹下段平がいいことを言ってた。

正確には忘れたけど、こんな感じ。

「明日」っていうのはよ、格好だけの薄っぺらい毎日を送ってる奴には永遠に来ないんだ。
「今日」という1日を、汗と泥にまみれ這いつくばってでも必死に生き、周りの奴らに、こいつ狂ってるんじゃないかと思われるほどガムシャラに立ち向かっていく奴にだけ訪れるんだよ、分かるかジョー。」

「明日」をつかむぞ。

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