ご相談事例

2.どのような弁護士を選んだら良いですか

弁護士を選ぶ際のポイントで一番重要なことは,「自分に合った弁護士」,つまり,コミュニケーションをとり易い弁護士を選ぶということだと思います。いくら能力の高い弁護士であっても,依頼人とのコミュニケーションに問題があって,例えば,「弁護士に怒られそうで,依頼人が弁護士に真実を話せない。」などといった問題がある場合,そうした弁護士の能力は発揮できないからです。ですから,最初にするべきことは無料法律相談などを利用して,実際に弁護士と話をしてみて,自分に合った弁護士と感じるかどうかを確認することが重要であると思います。

次に,やはり能力の高い,あなたにとって最強の弁護士を選ぶことが肝要です。「能力の高さ」と言っても,素人にはなかなか分かりません。弁舌巧みな弁護士が必ずしも能力が高いとは言えませんし,大事務所の弁護士が常に能力が高いとも言えないのです。ここで,ひとつ指摘しておきたいのは,「聞き上手な」弁護士,「聴取能力の高い」弁護士を探すことです。事実を聞き出す能力というのは,刑事弁護士にとって最も重要なことと考えるからです。皆さんがテレビや新聞報道で目にする事件は、どれも完結した物語として伝えられています。しかし、どの事件も実は様々な「顔」をもっています。警察や検察から見れば、極悪非道な重大犯罪であっても、見方を変えれば「やむに止まれず」といった事情がある場合もあります。捜査機関が事件捜査をする場合、被害者側から捜査を始め、それを補強する膨大な証拠が集められます。したがって、逮捕などの強制捜査が始まるときには、既に事件の「顔」は出来上がってしまっているのです。このような中で、逮捕された本人が自分の言い分を捜査機関や裁判所に分かってもらうことは非常に難しいのです。しかし、これを可能にするのが、あなたにとっての“最強の刑事弁護士”であり,聴取能力の高さこそ捜査機関に対抗できる要素であると思います。

有罪を支える膨大な証拠をもつ捜査機関に対し、一個人の弁護士がどうして対抗できるのでしょうか。それは、捜査機関の200点、300点といった大量の証拠に匹敵するだけの強力な「証拠の宝」を弁護人がもっているからです。その「証拠の宝」とは、依頼人である被疑者・被告人その人です。依頼人こそが事件の全てを知っています。実は、問題は、弁護士が依頼人から重要事実を聴き出すことができるかにかかっているのです。事件の鍵を握る重要な事実であっても、依頼人自身がその重要性に気づかずに捜査機関や弁護士に話していない事実というものがあります。あるいは、忘れてしまった重要な体験事実というものがあるのです。これを聴き出す能力こそ、刑事弁護士に求められる能力なのです。

NICDは,検事として長年捜査に携わった貴重な経験を有する代表弁護士のほか,元警視庁警察官を刑事調査員スタッフとして擁していますので,その聴取能力は非常に高いものがあります。NICDのモットーは,こうした高い調査能力を背景に,独自に事件の背景調査や人物調査を行い,事件の「顔」のうち,最も被疑者・被告人に有利な側面に光を当てて,検察側ストーリーとは異なった弁護側ストーリーを組み立てることです。時には,このような手法によって冤罪事件と闘い,また時には独自の情状弁護を展開して温情判決を受けることを可能とするのです。

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