詐欺罪・横領罪・背任罪について|刑事事件に強い元検事弁護士が強力対応

詐欺罪・横領罪・背任罪について

刑事弁護コラム 詐欺罪・横領罪・背任罪について

詐欺罪について

 加害者が嘘をついたり,被害者を勘違いさせるような行動をして,被害者からお金や物品を手に入れた場合が詐欺罪の典型例です。詐欺と一言でいっても実に様々な手法があり,あの手この手で被害者の方を騙そうとしてきます。以下では,詐欺罪とは一般的にどういったものか簡単に説明した上で,いくつか典型例を紹介したいと思います。

 端的に言えば,加害者が被害者を欺いて財物を交付させた場合に,詐欺罪が成立します。被害者が本当の事を知っていればお金を払ったりしないであろう重要なことを偽ることが必要です。何の効果も無い商品を健康に良いからなどと言って売りつける行為が典型ですが,自己の口座に誤った振込みがなされているにもかかわらず,黙って預金の払い戻しを受ける行為なども詐欺罪にあたります。他にも,お金がないことを知りながら飲食店で料理を注文する場合やこの土地は絶対に高くなるなどと適当なことを言って,それを信じた被害者に土地を買わせるような場合などもあたります。また,詐欺によって手に入れる対象は,物品に限らず,なんらかの利益であっても構いません。例えば,飲食店で注文して支払い段階になって財布を取って来るなどと偽って代金支払いを免れる場合などでも詐欺罪に該当します。

 近年よく見かける詐欺罪の類型としては,振り込め詐欺(オレオレ詐欺)という手法が存在します。例えば,「あなたの息子が事故を起こした!」などと電話をかけてきて「その事故の処理のために100万円が必要だから,今から伝える口座に振り込んでくれ!」などと嘘をつき,被害者にお金を振り込ませるような詐欺が振り込め詐欺です。また,あなたの子供や身内を装って「俺だよ。俺。実は,会社でミスをしちゃって,補てんのためにいくらかお金が必要なんだよ。」などと言ってお金を騙し取ろうとする詐欺も振り込め詐欺にあたります。

横領罪について

 自己の占有する他人の物を横領した者を処罰しようとするのが横領罪です。他にも刑法では,仕事などで物を管理する立場にある人が横領の罪を犯した場合や,落とし物などを勝手に自分の物にしたような場合についても,それぞれ,業務上横領罪,遺失物等横領罪として処罰しています。以下では,単純な横領罪を中心に確認していきます。

 横領罪が重く処罰されるのは,委託者(被害者)からの信頼を裏切る点にあります。依頼者から預かったお金を勝手に自分の借金の返済に使い込む場合や,一度不動産の買い手が決まったにも関わらず,さらに同じ不動産を別の人に売ってしまう場合には,信頼を裏切っているといえるため横領罪となるでしょう。このように,信頼していた人から裏切られるという意味で被害者の方にとっては憤りと失望の大きい卑劣な犯罪です。

 横領の罪は,会社を舞台に起きることがしばしばあります。会社の経理担当者が,会社のお金を自由に使えることをいいことに,自分の生活や遊びといった目的で会社のお金を勝手に使いこむ場合などが典型例です。倉庫業者がお客さんから預かった物を勝手に使用したり,他の業者に売ったような場合も横領として処罰されることになります。

背任罪について

 横領罪によく似た犯罪として,背任罪とよばれる犯罪があります。背任罪は横領と重なることも多いですが,その場合はより重い横領罪として処罰されることとなります。横領罪にはあたらず,背任罪として処罰される典型例は,銀行の貸付け担当が,相手方の返済能力に難がある事を認識しながら無担保で貸付けを行う場合などがあります。

 特別背任とは
刑法ではありませんが,会社法には取締役等が背任罪に当たる行為をしたときにより重く処罰される特別背任罪という罪も規定されています。単なる従業員等が背任行為をしたときよりも,被害者である会社からの信頼関係が厚く業務を誠実に全うしなければならない義務のある役員が主体となっているため,より重い罪になっています。


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