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サマーアソシエイト参加者感想文K.Hさん(2014年)(中央ロー卒)

サマーアソシエイト 参加者感想文 K.Hさん(2014年)(中央ロー卒)

私は、2013年夏にNICDで行われたサマープログラムに参加し、ボス弁である中村先生とNICDの「戦車対戦車」として検察と対等に戦うことができる刑事弁護事務所という理念に強く惹きつけられ、是非NICDのサマーアソシエイトプログラムに参加したいと考えていました。また、ロースクールでは実務科目に注力しておらず、修習前に起案に真剣に取り組んでみたいとの思いがあり、NICDのサマーアソシエイトプログラムでは、起案を行うことができ、先生方の指導を受けることができるという話を友人から聞いていました。そのため、私はNICDのサマーアソシエイトプログラムに応募しました。
サマーアソシエイトプログラムは、平成26年6月2日から13日までの10日間行われました。10日間は長いようですが、毎日新しいことを学ぶことができ非常に充実していたため、あっという間だったというのが素直な感想です。10日の間に、起案を中心に、法令判例リサーチ、依頼人との打ち合わせ、自首の立会い、模擬接見、模擬取調べ、英語研修等を行いました。いずれも机上の勉学では学ぶことのできない、生の実務体験でしたのでとても興味深く、弁護士業務は面白くてやりがいがある仕事だなと感じることができました。中でも起案を行い先生方に添削していただけたことが大変印象的です。
私にはほとんど起案経験がなかったため、起案方法に関する文献を調べながら、探り探り起案しており中々進みませんでした。しかし、先生の過去の起案を見せていただいたり、指導してくださったりしたおかげで、少しずつ起案にも慣れ、主なものとして不起訴意見書を2通、保釈請求書を2通、弁論要旨を1通起案することができ、自信をつけることができました。
他方、銃刀法違反事件について不起訴意見書をまとめ中村先生に提出した際、起案は添削で真っ赤になって返却され、先生の添削と自分の起案のあまりのレベルの違いに愕然としてしまいました。どんな違いがあったかについて上手く説明することは難しいですが、同じ事実を基礎に着目し起案しているにもかかわらず、当該事件における具体的な評価を加えることで、事件の真相に迫ろうとするという気概を感じました。
また、別の放火事件について弁論要旨をまとめ提出した際、岡本先生の添削が大変理論的であることに衝撃を覚えました。先生の添削では情状に関する事由の一つ一つがどういった意味で違法減少なのか責任減少なのかまで言及されており、見事なまでに学問的に精緻な論理を紡いでおり、自分の起案がいかに感覚的な文章なのかを思い知らされました。
これらを通じて、自分もいつか先生方のような起案をしたいと思い、今後の学習の目標を見つけることができました。
NICDでは、無罪を始め、勾留回避、保釈、不起訴、量刑弁護において、数々の実績を残していますが、上記書面のレベルの高さを知ってしまうと固より当然といったように思います。
話は変わって、人間関係についてですが、元検事や元刑事のいる事務所ということもあって、怖い人が多いのではないかと勝手に心配していました(笑)。しかし、全くそのようなことはなく、むしろ先生方や事務員の方は個性的で人間としての魅力に溢れており、ユーモアに富んだ方が多いため、事務所内はアットホームな雰囲気で、人間関係について思い悩むなどといったことはありませんでした。
加えて、先生方はもちろんのこと事務員の方もプロフェッショナルとしての意識が高く、仕事に対する真剣な姿勢を近くでみることができたこともサマーアソシエイトプログラムに参加すればこその貴重な経験でした。同じ期間のサマーアソシエイトもやる気に溢れていたことも良い刺激になり切磋琢磨し合えたように思います。
先生方、事務員の皆様、短い間でしたが、とても充実した2週間を過ごすことができました、未熟者の私に温かく接してくださり、ありがとうございます。

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