痴漢で逮捕されたら

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もし,身近な人が痴漢で逮捕されたら

家族が痴漢で逮捕されたとき,突然の警察からの電話

痴漢は満員電車と働く女性の増加によって戦後特に社会問題化した犯罪現象です。痴漢は刑法犯でなく,「痴漢罪」などという刑法犯罪があるわけではありません。痴漢は,都道府県の条例に定められた犯罪なのです。しかし,決して軽い犯罪ではなく,通学途中の女子高生が痴漢被害に遭い,トラウマになってしまうなど深刻な結果をもたらす犯罪です。逆に,痴漢は,いわゆる破廉恥犯であって,痴漢を犯したとして警察に逮捕され報道されれば,逮捕された本人はもとより家族にとっても耐え難い不名誉となります。痴漢で家族が逮捕された。警察から電話を受けたご家族のショックは大変大きいことでしょう。一刻も早く逮捕された本人と会い,本当に痴漢をしたのか事情を聞きたいところですが,ご本人は痴漢の疑いをかけられ逮捕・留置されておりご家族との面会も制限されるので心配が募るばかりです。

痴漢で逮捕された家族は,一体,これからどうなってしまうのだろうか。いつまで逮捕や勾留が続くのだろうか。明日には痴漢の容疑が晴れて帰ってくるのだろうか。会社には痴漢や逮捕についてどのように説明したら良いのだろうか。痴漢に強い弁護士を頼んだ方が良いのだろうか。様々な心配や不安で心が潰されそうな気持になります。
痴漢で逮捕されるとその後どうなるのでしょうか。

痴漢で逮捕されたらどうなるか

痴漢逮捕後の流れ

【警察での取り調べ】

痴漢で逮捕されますと,まず警察で1日若しくは2日間,痴漢容疑に関する取調べが行なわれます。また,手のひら等の繊維付着状況を調べる薇物検査も行われ,鑑定に回されます。痴漢をすれば痴漢被害に遭われた方の衣服の繊維が手のひらにつくことが多く,その有無を調べるためです。所持しているスマホを調べられることもあります。盗撮していれば,痴漢も行っているはずだという疑いも出てくるからです。逮捕されますと,このような取調べや捜査が初動でなされます。もっとも,痴漢犯人として警察署まで同行された場合であっても,逮捕の必要がなければ逮捕せずに数時間の取調べ後に自宅に帰されることがあります。

それは,犯人が痴漢容疑を認め,身柄引受人や弁護士が警察署まで出頭して引受とその後の出頭確保を約束した場合です。1分でも1時間でも早く痴漢に強い刑事弁護士を探す理由がそこにあります。
しかし,多くのケースでは,そのまま痴漢容疑,具体的には公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反,あるいは,迷惑防止条例違反で現行犯逮捕され,翌日若しくは翌々日には検察庁に身柄と捜査書類が送られます。

【検察庁での手続】

その後,身柄と捜査種類が検察庁に送致された後,痴漢容疑について検察官の取調べを受けます。
この検察官の取調べがとても重要で,痴漢容疑での逮捕による身柄拘束に引き続きさらに10日間もの勾留がつくかどうかの第1の関門になります。
検察官は,痴漢で逮捕された経緯を踏まえて罪証湮滅のおそれや逃亡のおそれなどを総合的に判断して裁判官に対し勾留請求をするかどうかを決めます。もちろん,犯人の同一性,つまり,痴漢被害に遭われた方が犯人として名指ししたその被疑者が本当に痴漢行為をしたかどうかをも検討します。
痴漢容疑を裏付ける証拠が十分でなかったり,被疑者が痴漢を認めてそれ以上に逃亡等のおそれがないなど,痴漢容疑で勾留する必要がないと判断したときには,その日のうちに釈放します。
しかし,痴漢容疑について,逮捕した犯人の身柄を拘束したまま捜査を行う必要があると判断した場合には,検察官は,裁判官に対して10日間もの長期間の勾留を請求します。
この判断の分かれ目は,本人が痴漢を認めているかどうか,身柄引受人がいるかどうかなどです。

【裁判官の勾留質問】

検察官が痴漢容疑で勾留請求した場合,検察庁での取調べ当日,若しくは翌日には裁判官の勾留質問を受けることになります。
そこでも,裁判官は,痴漢で逮捕された経緯を踏まえて罪証湮滅のおそれや逃亡のおそれを判断しますが,検察官の意見を尊重して勾留決定をする場合が多いです。裁判官が勾留決定しますと,逮捕に引き続き,10日間身柄が拘束され,不服申立て(準抗告や特別抗告)で勾留決定が取り消されない限り,10日間は出てこれません(途中で短縮されることはまずありません)。

【勾留延長】

勾留が決定し,10日間痴漢容疑について捜査した後に,検察官は,痴漢の事実で起訴するか不起訴とするかを判断します。しかし,さらに捜査を継続しないと痴漢なのか冤罪なのか真相が解明できない場合,適正な処理が出来ない場合など「やむを得ない事由」がある場合には,検察官は勾留の延長を請求します。延長期間は基本的には10日間です。
この勾留延長請求に対しても,裁判官は逮捕以降の痴漢捜査の状況を踏まえ,その当否を判断し,理由があると判断したときには勾留延長を認め,最大で10日間延長されます。
ここうして,痴漢で逮捕された場合,逮捕されてから20日間以上も身柄を拘束されてしまう可能性があるのです。これでは,会社に出勤も出来ず,病気等の言い訳も出来ず,退社せざるを得ないような状況に追い込まれます。身柄の早期解放,これが痴漢事件にあって,最も重要なことになります。そして,そのためには,逮捕された直後に,痴漢に強い刑事弁護士の助力が必要不可欠なのです。

(マンガでわかる「痴漢逮捕後の流れ」はコチラ)

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