準強姦罪とは
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準強姦罪とは

※2017年7月13日より,準強姦罪は「準強制性交等罪」と改正され,厳重化されました。

準強姦罪とは -強姦罪との違い-

 暴行又は脅迫を用いて,同意なく女性を姦淫した場合,強姦罪が成立します。これがいわゆるレイプです。
 これに対して,準強姦罪とは,心神喪失又は抗拒不能となった女性を姦淫した場合 ―例えば,酩酊し,抵抗できない状態となった女性を姦淫した場合―に成立します。  (お酒を飲ませて酩酊させた場合に限らず,すでに酩酊状態となっている女性を姦淫した場合にも成立します。)
 「準」強姦罪とはいうものの,「軽い」強姦罪という意味ではなく,強姦罪と法定刑が同一の重大犯罪です。(3年以上の有期懲役)
 逮捕された場合は、刑事弁護専門の中村国際刑事法律事務所に今すぐお電話ください。

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準強姦罪成否のポイント

 準強姦罪は,心神喪失又は抗拒不能の状態の女性を姦淫した場合に成立します。
 では,「心神喪失」,「抗拒不能」とはどういう意味でしょうか。
 「心神喪失」とは精神的な障害によって正常な判断力を失った状態のことを,「抗拒不能」とは心理的または物理的に抵抗ができない状態のことをいいます。
 つまり,抵抗することが不可能又は極めて困難な状態にある女性を姦淫した場合に,準強姦罪が成立することになります。実際の事件では,睡眠中や酩酊状態の女性が,被害者となることが多くあります。

 

「心神喪失」,「抗拒不能」 = 抵抗することが不可能又は極めて困難な状態

 では,夜通し居酒屋などでウーロンハイや焼酎を数杯飲み,飲酒と眠気の影響により判断力が低下した状態の女性と,明け方に性交した場合,準強姦罪は成立するでしょうか。
 酩酊状態であったか,睡眠状態であったか,ということだけがポイントではなく,あくまでも  抵抗することが不可能又は極めて困難な状態であったかどうかがポイントとなります。
 そして,そのような状態であったかどうかは,被害者の性交前後の行動から推察されます。

抵抗することが不可能又は極めて困難な状態か否か ← 被害者の性交前後の行動

 実際の裁判では,次のような被害者の性交前後の行動が重要な判断要素とされました。性交前後に,被害者が携帯電話を操作していたり,写真撮影をしたりしていたこと,自分の足で歩いていたこと,自分で衣服を脱いだり着たり出来たこと,場所や状況を的確に把握して行動していたこと(以上,抗否不能を否定する方向に働く事情),酔って寝込んでしまっていたこと,自分で起き上がれない,自分で衣服を脱いだり着たりできない,ろれつが回らなかったり,千鳥足になっていたこと,被害者が意味不明のことを叫んでいたこと,帰宅して目が覚めたとき下着を裏返しにはいていたこと(抗否不能を肯定する方向に働く事情)。
 いずれにしても様々な事情を総合的に判断しなければなりません。専門家である刑事弁護士にすぐに相談することをお勧めします。
 逮捕された場合は、刑事弁護専門の中村国際刑事法律事務所に今すぐお電話ください。

良い弁護士の選び方とは 国選弁護士と私選弁護士のメリット・デメリット

準強姦罪で逮捕された場合,親族やご友人が逮捕された場合

 準強姦罪は,強姦罪と同じく親告罪(被害者の告訴がなければ起訴されない犯罪)です。自分が逮捕された場合や,大切な方が逮捕されてしまった場合には,告訴を取り下げてもらえるよう被害者の方と交渉することが最重要となります。
 準強姦罪は,女性の尊厳を踏みにじる重大犯罪であり,決して許されるものではありません。しかし,被害者の方に誠意を見せ,少しでもその傷を癒すことは,被害者の心のケアとしても大切です。
 当事務所では,長年捜査検事として被害者と接することにより,被害者との交渉内容・方法・タイミングの全てを知悉した,経験豊富な弁護士が,最善のアドバイスを提供いたします。

集団強姦罪,強姦致死傷罪とは

 「準」強姦を複数人で行った場合,集団強姦罪が成立します。複数人が実際に姦淫する必要はなく,姦淫することについて意思を通じた者が一人でも姦淫すれば,集団強姦罪が成立します。この場合には,「準」強姦罪と異なり,非親告罪(被害者の告訴がなくても起訴できる犯罪)となります。
 「準」強姦により,被害者を傷害・死亡させてしまった場合には,強姦致死傷罪が成立します。この場合には,非親告罪となるだけでなく,裁判員裁判対象事件となります。
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