刑事事件

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国際的な覚せい剤・麻薬密輸組織はビジネスとして覚せい剤・麻薬などの違法薬物の密輸を行っています。 ビジネスですから,彼らは、できるだけコストがかからず、捜査機関による犯罪組織摘発のリスクが少ない方法で違法薬物の密輸を行うのです。 航空貨物による覚せい剤や麻薬の密輸のケースにあっては,密輸の事実を承知している者に高額の報酬を約束して受取人となってもらい, その者宛てに違法薬物が隠された航空貨物を空輸することによって密輸を実行することがあります。
 一方で,違法薬物の密輸をしようとしていることを知らない者を騙して, つまり,送られてくるものが覚せい剤や麻薬であることを隠して受取人となることを承諾させ, その者を利用して密輸を実行することもあります。
 そして,前者,即ち,密輸という事情を知っている貨物受取人に対しては, その者が摘発されるという高いリスクを負うことを知っていることから高額な報酬が求められ, それが支払われることが多く,逆に,後者,即ち,違法薬物の密輸の事情を知らない貨物受取人については, リスクに対する認識がないので無報酬ないし低価な報酬で依頼し,引き受けてもらうことができるということになります。

これは,航空貨物便を利用する密輸に限らず,運び屋が現に違法薬物を日本国内に持ち込んで密輸する場合にもあてはまります。 二重底のスーツケース等に覚せい剤や麻薬を隠しておいて,何も事情を知らない者に,中には宝石や骨とう品, 化粧品など合法的なものが入っているので,これを日本の友人に送ってくれなどといって騙して依頼するのです。
 こうした依頼を引き受ける者がその二重底自体に気づかない場合, あるいは,二重底の中身が覚せい剤や麻薬などの違法薬物であることを知らないような場合は, 依頼人に対して高額な報酬などは要求することはありません。
 ところが,これを知っている場合には,それが発見されれば重罪で長期間刑務所に入るリスクがあることから, 依頼人に対し,高額な報酬を要求するでしょう。

しかも,FBIやDEAのような国際捜査機関が末端関与者に報奨金を支払うことがあり, そのような密輸について知っている関係者であってもそのことを知っているので,報奨金目当てに寝返る可能性が高いのです。 また,密輸について知っていた関係者は、逮捕された場合に、捜査機関から寛大な取扱いや刑事免責を受けることと引き換えに、 情報を捜査官に提供することがあります。

こうした諸事情から,国際的な覚せい剤密輸組織は,ビジネスとしてのコスト計算とリスク考量により, 組織摘発の危険が少ない方法,即ち,密輸という事情を知らない者を貨物受取人とすることが近時増えています。 事情を知らない者であれば,高額な報酬を要求しないばかりか,報奨金目当てに捜査機関に寝返るという心配もなく, また、彼らは組織に関する情報を何も持っていないので、捜査機関に組織についての情報がリークされるというリスクもないのです。

かくして,何を運んでいるか真実を知らないまま合法なものと信じてスーツケース等を日本に持ち込んだ者が, 覚せい剤や麻薬の密輸として摘発され,逮捕・起訴され,10年や15年といった懲役刑判決を受ける冤罪が多発することになるのです。
私は, このような冤罪事件で,無罪を勝ち取りました。

覚せい剤,大麻,コカイン,MDMAなどの薬物事件で逮捕されたという知らせを受けたら, 親身になって相談に応じる中村国際刑事法律事務所の弁護士にすぐにご連絡下さい。

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