刑訴一部改訂解説(2) – 証拠隠滅等の罪などの法定刑の引き上げ|刑事事件に強い元検事弁護士が強力対応

刑訴一部改訂解説(2) – 証拠隠滅等の罪などの法定刑の引き上げ

刑事弁護コラム

刑訴一部改訂解説(2) – 証拠隠滅等の罪などの法定刑の引き上げ

概要及び解説

 今回の刑事訴訟法の改正によって,①証人不出頭の罪等の法定刑の引き上げと,②勾引要件の緩和がなされました。

 ①には,証人不出頭の罪と宣誓拒絶の罪があります。
 まず,証人不出頭の罪とは,一定の日時・場所に出頭することを命じられているにも関わらず,正当な理由もないのに赴かないことをいいます。この罪の法定刑が,「十万円以下の罰金又は拘留」から,「一年以上の懲役又は三十万円以下の罰金」に引き上げられました。
 次に,宣誓拒絶等の罪とは,正当な理由がないのに,宣誓や証言を拒むことをいいます。この罪の法定刑も証人不出頭の罪と同様に,「十万円以下の罰金又は拘留」から,「一年以上の懲役又は三十万円以下の罰金」に引き上げられました。

 ②の勾引とは,証人が裁判所から呼ばれているにも関わらず,正当な理由もないのに赴かない場合に,一定の場所に引致する裁判及び執行をいいます。
 これまでは,裁判所からの呼び出しに応じない者に対してのみ,再度の呼びかけに替えて勾引が認められていました。しかし,今回の改正によって,正当な理由がないのに,裁判所からの呼び出しに応じないおそれがある者も勾引の対象とされました。
 つまり,初めて裁判所から呼ばれる場合であっても,呼び出しに応じないおそれがあると判断された者は勾引されることになりました。

 これらの改正は,証人の確保を目的としています。
 証人からの証言等を多く得ることが出来るようになれば,これまで以上に多数の証拠に基づく判断がなされるようになると考えられます。


「刑事事件」に関する取扱い分野

「刑事事件」事案の経験豊富な弁護士はこちら

オブカウンセル 上野 達夫

 弁護士上野達夫は司法修習修了後,大手国際総合事務所を経て,ニューヨーク大学ロースクールに留学し,ニューヨーク州の司法試験に合格しました。帰国後は大手 ...

代表パートナー弁護士 中村 勉

 代表パートナー・弁護士である中村勉は,北海道函館市出身,中央大学法学部(渥美東洋教授の刑事訴訟法ゼミ)を卒業後,司法修習を終了し,検事に任官しました ...

アソシエイト 柏本 英生

 弁護士柏本英生は,一橋大学法学部法律学科を卒業後,司法試験予備試験及び司法試験に合格し,司法修習を修了後に弁護士法人中村国際刑事法律事務所に入所しま ...

「刑事事件」に関する法律相談Q&A

「刑事事件」に関する刑事弁護コラム

略式命令とは

略式命令とは  検察官による起訴に対して,簡易裁判所が公判手続を経ることなく,非公開で罰金または科料を科す刑事手続を略式手続といい,これにより裁判所 ...

控訴の要件

控訴の要件(控訴理由)  控訴は原判決の誤りに対する不服申立手続ですから,原判決に誤りがあること,すなわち控訴理由を主張しなければなりません。どのよ ...

「刑事事件」に関するご依頼者様の「感謝の声」

「刑事事件」に関する解決実績

tel mail
お名前 必須 ex.鈴木太郎
電話番号 必須 ex.090-000-000
メールアドレス ex.t-suzuki@nicd.jp
都道府県 必須
ご相談の種類 必須
弁護士へのご依頼予定 必須
ご相談内容
※200文字以内でご記入ください。現在の文字数は約0文字です。200文字を超過しています。

東京事務所では関東エリア
大阪事務所では関西エリア
名古屋事務所では東海エリア
をカバーしています。