最新判例 平成27年10月27日|刑事事件の中村国際刑事法律事務所

最新判例 平成27年10月27日

刑事弁護コラム

最新判例 平成27年10月27日

事案

 申立人はインターネット上の動画サイトを運営する者である。そのサイトのユーザーであるAが,女性との性交場面を有料で配信した行為についての公然わいせつ事件につき,申立人がAに対する損害賠償請求を行うために,記録閲覧を申し出たが,検察官が閲覧申出不許可処分をした。さらに処分に対する準抗告が棄却決定されたため,抗告人が特別抗告した事案。

判旨(最判 平成27年10月27日)

 刑事確定訴訟記録法4条1項ただし書,刑事訴訟法53条1項ただし書にいう「検察庁の事務に支障のあるとき」には,保管記録を請求者に閲覧させることによって,その保管記録に係る事件と関連する他の事件の捜査や公判に不当な影響を及ぼすおそれがある場合が含まれるとする原決定の解釈は,正当である。

コメント

 本判決は,憲法21条,82条が記録の閲覧を権利として要求できることまでを認めたものではないという先例を維持しました。そのうえで,学説上争いのあった,刑事確定訴訟記録法4条1項ただし書,刑事訴訟法53条1項ただし書にいう「検察庁の事務に支障のあるとき」の解釈について,関連する他の事件の捜査,公判に不当な影響を与える場合を含むという,職権判断を示し,初めて最高裁が立場を明らかにしました。

Pocket

公開日: 更新日:

「刑事事件」に関する取扱い分野

弁護士によるセカンドオピニオン

弁護士のセカンドオピニオンとは何か  セカンドオピニオンとは,ある専門家に相談または依頼している案件について,別の専門家に意見を聞くことをいいます。 ...

「刑事事件」事案の経験豊富な弁護士はこちら

オブカウンセル 川瀬 雅彦

ご挨拶  こんにちは。弁護士の川瀬雅彦と申します。ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。  私は,下記に述べますように長年検事の仕事 ...

弁護士 漆原 俊貴

ご挨拶  弁護士の漆原俊貴(うるしはらとしき)と申します。  突然ですが,皆さんにとって,弁護士のイメージはどのようなものでしょうか?人それぞれだ ...

弁護士 山口 亮輔

ご挨拶  弁護士の山口亮輔と申します。私のページをご覧いただき,誠にありがとうございます。私は,若さを活かして日々の執務にあたっております。  刑 ...

オブカウンセル 上野 達夫

 弁護士上野達夫は東京大学経済学部を卒業し,司法修習修了後,大手国際総合事務所を経て,ニューヨーク大学ロースクールに留学し,ニューヨーク州の司法試験に ...

「刑事事件」に関する刑事事件Q&A

「刑事事件」に関する刑事弁護コラム

「刑事事件」に関するご依頼者様の「感謝の声」

「刑事事件」に関する解決実績

tel mail