最新判例 平成28年6月21日|刑事事件に強い元検事弁護士が強力対応

最新判例 平成28年6月21日

刑事弁護コラム

最新判例 平成28年6月21日

事案

 被告人が,勤務する高等学校の校内で同校の生徒である被害児童(当時16歳)との性的接触を開始し,共にホテルに入って性交に及んだという,児童福祉法違反が問われた事案。

判旨(最判 平成28年6月21日)

 「児童福祉法34条1項6号にいう「淫行」「させる行為」(中略),に当たるか否かは,行為者と児童の関係,助長・促進行為の内容及び児童の意思決定に対する影響の程度,淫行の内容及び淫行に至る動機・経緯,児童の年齢,その他当該児童の置かれていた具体的状況を総合考慮して判断するのが相当である。(中略)(上述した)事実関係の下では,被告人は,単に同児童の淫行の相手方となったにとどまらず,同児童に対して事実上の影響力を及ぼして同児童が淫行をなすことを助長し促進する行為をしたと認められる」。

コメント

 「淫行をさせる行為」とは,「直接たると間接たるとを問わず児童に対して事実上の影響力を及ぼして児童が淫行をなすことを助長し促進する行為」とされています(最判昭和40年4月30日)。本判決は,「淫行をさせる」ことの考慮事情を具体的に挙げたうえで,被告人が被害児童の通う高等学校の常勤講師であること,被害児童が当時16歳であったこと,同高等学校内から性的接触を開始してほどなくホテルに入室したことといった事情から,「淫行をさせた」ということができると判断しました。

Pocket

「刑事事件」に関する取扱い分野

「刑事事件」事案の経験豊富な弁護士はこちら

アソシエイト 漆原 俊貴

 弁護士漆原俊貴は,北海道大学法学部を3年次飛び級のため中退後,北海道大学法科大学院を修了しました。その後,司法試験に合格し,第71期司法修習を経て, ...

アソシエイト 坂本 一誠

 弁護士坂本一誠は,早稲田大学法学部を卒業後,司法試験予備試験及び司法試験に合格し,第70期司法修習を経て,弁護士法人中村国際刑事法律事務所に入所しま ...

パートナー弁護士 岩崎 哲也

 弁護士岩崎哲也は,東京都立国立高校,北海道大学法学部を卒業後,第41期司法修習を修了し,検事に任官しました。東京地検新任検事を振り出しに旭川地検,長 ...

代表パートナー弁護士 中村 勉

 代表パートナー・弁護士である中村勉は,北海道函館市出身,中央大学法学部(渥美東洋教授の刑事訴訟法ゼミ),コロンビア大学ロースクールLLM(フルブライ ...

「刑事事件」に関する法律相談Q&A

「刑事事件」に関する刑事弁護コラム

略式命令とは

略式命令とは  検察官による起訴に対して,簡易裁判所が公判手続を経ることなく,非公開で罰金または科料を科す刑事手続を略式手続といい,これにより裁判所 ...

保釈を獲得するためには

保釈とは  保釈とは,起訴後に勾留されている被告人を,保釈保証金を提供することによって釈放することを言います。  保釈保証金それ自体は,裁判終了時 ...

「刑事事件」に関するご依頼者様の「感謝の声」

「刑事事件」に関する解決実績

tel mail
お名前 必須 ex.鈴木太郎
電話番号 必須 ex.090-000-000
メールアドレス ex.t-suzuki@nicd.jp
都道府県 必須
ご相談の種類 必須
弁護士へのご依頼予定 必須
ご相談内容
※200文字以内でご記入ください。現在の文字数は約0文字です。200文字を超過しています。

東京事務所では関東エリア
大阪事務所では関西エリア
名古屋事務所では東海エリア
をカバーしています。