事件の概要
被告人が深夜,路上において,被害者に対して,背後からいきなり抱きつき着衣の上から胸を揉んだ後,路上に押し倒して,暴行を加えた上で,被害者の陰部を触り,結果的に被害者に全治約2週間の傷害を負わせた強制わいせつ致傷事案。
弁護方針
本件では,事件前から被告人のカウンセリングを行っていたカウンセラーが証人として出廷し,被告人の疾患と犯行との関連性について証言した。また,本件は自白事件であったことから,被害者との示談が重要な弁護活動となり,弁護人が粘り強い示談交渉を行った。
結果
本件では,被害者との示談が成立したこと,また,被告人の真摯な反省も評価され,懲役3年,執行猶予5年,保護観察付の判決を獲得した。