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性犯罪で逮捕されたら弁護士へ相談を

身内が性犯罪で逮捕された場合、家族は心配で夜も眠れません。一体、何があったのだろうか。どんな事件が起きたのだろう。性犯罪など行うはずがなく、冤罪ではないだろうか。我が子が性犯罪なんてするはずがない。いつになったら警察は本人を家に帰してくれるのだろうか。着替えを渡すことはできるのだろうか。会社へは性犯罪事件のことを連絡した方がいいのだろうか。家族の心配は尽きません。

しかし、どのような理由で逮捕されたのか、被害者は誰なのか、いつ釈放となるのかなど、性犯罪事件の中身や今後の見通しなどについて、警察は一切教えてくれません。証拠を隠蔽されないようにし、あるいは、報復行為が行われないようにするため、性犯罪事件の捜査は、基本的には密行的に行われ、たとえ家族であっても(家族であればこそ)性犯罪事件の情報開示は行われないのです。
本コラムは代表弁護士・中村勉が執筆いたしました。

性犯罪とは

性犯罪と呼ばれるものには、いくつかあります。強制(不同意)性交等罪、強制(不同意)わいせつ罪、公然わいせつ罪、児童ポルノ、児童買春、あるいは、児童淫行、痴漢、盗撮といった条例違反などが代表的なものです。最近、非常に多くなっているのが、SNSやマッチングアプリなどで知り合った女性と会食をし、お酒を勧めて酔わせたうえ、自宅やホテルに連れ込んで性交渉をするケースです。比較的男性に多く、中には高級官僚や医師などがこうした性犯罪の加害者になるケースもあります。

一般的に、男女が性交渉をする際に飲酒をすることが少なくなく、男女ともに正常な判断能力が欠けた状態でこうした行動がなされ、真摯な同意がなかったとして性犯罪の加害者となることも多くあります。近時、刑法の一部を改正する法律案が国会で可決され、新たに不同意性交等罪とあらためられたことから、自己の行った行為が性犯罪であるとの自覚のない方もいます。

※刑法改正の記事はこちらをご覧ください。

いずれの性犯罪も被害者の意思を顧みずに自己の性欲を制御できずに犯してしまうもので、しかも、常習性を伴う深刻な犯罪類型です。とりわけ性犯罪の被害者の精神的肉体的苦痛は強烈であり、決して元のような生活に戻れない被害者もいます。被害届が提出され、内偵捜査が行われて、ある日、突然逮捕されてしまいます。

逮捕されて2、3日後、家族は面会できるようになります

当然、家族としては、警察の言葉だけでは信じがたく、直接本人に会って容疑がかかっている性犯罪事件の真実を確認したいと思うことでしょう。そして、もし性犯罪をしてしまったのであれば、早く被害者の方と会って謝罪し示談を成立させ、釈放してもらいたいと願うことでしょう。

しかし、逮捕直後は、弁護士以外の者は面会を事実上制限されることが多く、裁判所が勾留決定を出した後、逮捕されて2、3日経ってようやく家族は面会できるようになります。たとえ面会できたとしても弁護士と違って面会時間は限られ、警察官立会いの面会では性犯罪事件に関する細かい話をすることもできません。加えて、裁判所が接見禁止処分を下した場合には、家族であっても面会すらできなくなってしまうのです。そのため、家族のためにも性犯罪で逮捕された本人のためにも、すぐに弁護士に連絡することが重要といえます。

弁護士は、警察官の立会いなく、即座に逮捕されたご本人と接見できます

接見時間の制限は原則ありません

弁護士は、心配されているご家族からのメッセージを本人に伝えるとともに、今後の手続きや事件の見通し、心構えなどをじっくりと丁寧にお伝えします。特に、性犯罪で逮捕されて不安の最中にあるご本人にとって、家族や友人からの暖かいメッセージは、決して一人ではない、家族皆が心配しているという「絆のメッセージ」に他なりません。

性犯罪で逮捕されたことによって動揺する心を落ち着かせ、今後、家族や弁護士とともに真摯に反省し、あるいは、弁護士とともに正当な利益を主張していくためにも、家族からのメッセージをいち早くご本人に伝えることは、弁護士の重要な任務です。弁護士は、警察官や検察官と面会するなどして、事件に関する情報をできる限り多く、迅速に収集することができます。

弁護士が収集できる情報の中には、被害者の連絡先等の情報も含まれます。そのため、痴漢、盗撮、強制わいせつ、強制性交等、準強制性交等、児童買春、淫行条例違反など、示談が成立すれば大きく処分結果が変わるような性犯罪にあって、迅速かつ円滑に、示談交渉に着手することができます。その他、弁護士は、勾留状謄本の交付請求、準抗告による身柄解放活動、あるいは示談交渉等、スムーズに性犯罪事件の弁護活動を展開していきます。

性犯罪事件における弁護士費用

性犯罪の弁護士費用は、性犯罪の内容により異なります。当事務所では、強制(不同意)性交等罪や強制(不同意)わいせつ罪など、実刑判決の可能性もある事件では、難易度も高く、着手金は概ね50万円からとしております(消費税別。以下同じ)。不起訴の成功報酬も同額程度です。逮捕されているケースでは接見日当もかかります。また、示談金は弁護士費用とは別に用意しなければなりません。

これに対し、痴漢や盗撮などの着手金は、当事務所では概ね40万円程度で、不起訴の成功報酬は40万円から50万円と事件の難易度により異なります。不起訴にはならなかったが、正式起訴を避け、略式罰金で済んだ場合には成功報酬として20万円程度かかる場合もあります。詳しくは弁護士にご相談ください。当事務所の弁護士費用はこちらをご覧ください。

性犯罪に関する感謝の声

性犯罪事件で、当事務所にご依頼いただいた方々の感謝の声を一部ご紹介いたします。

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当事務所は、刑事事件関連の法律相談を年間3000件ものペースで受け付けており、警察捜査の流れ、被疑者特定に至る過程、捜査手法、強制捜査着手のタイミング、あるいは起訴不起訴の判断基準や判断要素についても理解し、判決予測も可能です。

  • 逮捕されるのだろうか
  • いつ逮捕されるのだろうか
  • 何日間拘束されるのだろうか
  • 会社を解雇されるのだろうか
  • 国家資格は剥奪されるのだろうか
  • 実名報道されるのだろうか
  • 家族には知られるのだろうか
  • 何年くらいの刑になるのだろうか
  • 不起訴にはならないのだろうか
  • 前科はついてしまうのだろうか

上記のような悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください。

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