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代表パートナー弁護士(法人社員) 中村 勉
代表パートナー弁護士(法人社員) 中村 勉
代表パートナー弁護士(法人社員)

中村 勉

Tsutomu Nakamura
大阪事務所

代表パートナー弁護士である中村勉は、北海道函館市出身、中央大学法学部(渥美東洋教授の刑事訴訟法ゼミ)、コロンビア大学ロースクールLLM(フルブライト留学生)出身です。

これまで無罪判決(一部無罪含む)は6件(完全無罪4件)を獲得し(2022年5月時点)、控訴事件でも多くの原判決破棄逆転執行猶予判決を獲得した実績があり、刑事事件一筋に活動してきました。また、国際事件に強く、著名な国際刑事事件に関わったキャリアを有します。

検事としての経歴

第46期司法修習を修了した後、検事に任官しました。東京地検刑事部及び公判部で新任検事として検察実務の基本を身に着け、橋梁談合に絡む企業恐喝事件等の捜査チームに加わり経験を積みました(画像は東京地検特捜部検事時代)。

代表弁護士中村の検事としての経歴

浦和地検(現さいたま地検)熊谷支部では、殺人事件、強盗強姦事件等の重大事件の主任検事として捜査を指揮し、産廃不法投棄事件では不動産侵奪罪を適用して起訴して刑事判例を塗り替える業績を残しました(最決平11.12.9刑集53-9-1117)。

その後、大阪地検刑事部及び公判部においても、土地不法占拠事件において不動産侵奪罪を適用して起訴し(最決平12.12.15刑集54-9-1049)、大手ファイナンス会社による巨額詐欺事件の公判立会を担当するなどしました。

名古屋地検刑事部では、偽装結婚保険金殺人事件において、間接正犯理論に基づき殺人未遂罪を適用して起訴し(最高裁第3小法廷平成16.1.20決定)、3歳児餓死殺人事件において、保護責任者遺棄致死ではなく、殺人罪を適用して起訴しました(最高裁第1小法廷平16.3.30決定)。また名古屋刑務所の受刑者リスト漏えい事件では、主任検事として独自捜査によって犯人を逮捕・起訴し有罪に持ち込んだほか、航空機事故事件の捜査に専従し、同事件に関し米国司法省と国際捜査共助捜査に関して協議するなど国際捜査の経験も積みました。このほか、名古屋地検時代に人事院在外研究制度により、英国に派遣され、英国刑事司法制度の研究に従事しました。

弁護士としての経歴

検事を退官した後、弁護士登録後は、あさひ法律事務所国際部門(現西村あさひ法律事務所)に参画し、キャッツ株価操縦事件に絡み粉飾決算事件の刑事弁護、ニコラス・ベイカー事件(麻薬密輸事件)の刑事弁護を担当したほか、海外の現地法人で発生した刑事事件(ジャマイカ、フィリピン)について、現地法執行機関や弁護士と協議し刑事告訴、保釈その他の権利保護活動に従事し、そのほか、脱税事件、談合事件等で弁護を担当しました。また、コンプライアンス関連法務として、大手信販会社による総会屋利益供与事件で、社内調査委員会の委員に就任して調査活動、再発防止に関する提言等に当たったほか、米国会社からの依頼で、海外汚職防止法に関する法的助言を行い、そのほか、セクシャルハラスメントやパワーハラスメントに関する法的助言、株主総会関連法務として、株主総会の準備、定款変更、規則変更等に対する法的助言を行いました。 知的財産権関連法務としては、商標権侵害、著作権侵害等の法律相談及び対応、その他芸能人の名誉毀損等の案件に従事しました。

あさひ・狛法律事務所を退所し、中村勉法律事務所を設立後、函館にて弁護士活動に従事し、代表的な刑事事件として、調剤薬局勤務の女性従業員がまったく身に覚えがない売上金を横領したとして逮捕・起訴された冤罪事件において無罪を獲得しました(函館地方裁判所平20.9.19判決、確定)。 また、DV被害者であった女性が内縁の夫を殺害し死体を遺棄した殺人、死体遺棄事件で、懲役5年の温情判決獲得し(札幌高裁平19.11.13判決)、上記DV被害者の長男が上記犯行に加担した事例で、逆送後の家庭裁判所への移送(55条移送)判決を獲得しました(札幌高裁平19.11.13判決)。 そのほか、国際的な活動として、国際協力機構(JICA)のカンボジアに対する法整備支援活動に関し、短期専門官としてプノンペンにおいて法典整備作業に従事しました。

2009年9月に中村国際刑事法律事務所を設立して代表弁護士に就任しました。以来、ユダヤ人神学生が巻き込まれた麻薬密輸事件(千葉地判平成23年8月29日)で無罪判決を獲得し、また、大阪市営地下鉄の駅ホームで乗客への傷害罪に問われた男性会社員の判決公判や、非現住建造物等放火と強制執行妨害目的財産損壊等の罪に問われた判決公判で無罪判決を獲得するなど、国内外の刑事事件の分野で活躍しております。そのほか、元会社役員による特別背任事件の主任弁護人(検察庁可視化第一号事件)、都知事選における公職選挙法違反の主任弁護人を務めました。

取材を受ける中村弁護士

現在は、ホワイトカラー犯罪の弁護、企業不祥事対応(第三者委員会における調査、社内調査、内部告発対応、広報対応、危機管理対応等を含む)、監督官庁による調査への対応、証券取引等監視委員会、公正取引委員会による調査への対応、裁判員裁判、一般刑事事件、少年事件、犯罪被害者対応等の分野を扱っています。

メディア・セミナー・著書論文

the-lawyers表紙

刑事事件のコメンテイターとして、フジテレビ「目覚ましテレビ」、テレビ朝日「ワイド!スクランブル」、読売テレビ「情報ライブ・ミヤネ屋」などメディアに多数出演しています。
刑事法、コンプライアンス・企業不祥事関連のセミナーも多数開催しております。
著書「社内調査入門 “守りの法令遵守”から”戦略的不祥事抑止”へ」(きんざい)他、多数。

 詳しくは、以下をご覧ください。

取材記事

「ローラさんの父に出された(赤手配)海外容疑者を追う(国際指名手配)とは何か?」(2013年)
「(ルパン三世)銭形警部で有名な(インターポール)実際はどんなことをやってるの?」(2014年)
危険な「脱法ドラッグ」なぜ販売されているのか – 「薬物規制」の現状と課題 (2014年)
大麻を育てていないのに「逮捕」された – 準備しただけで罰せられる「予備罪」とは?(2014年)
犯罪サスペンスドラマ「LAW & ORDER」英国版監修(2014年)
(三重中3女子殺害)19歳少年に遺族が1億円請求 「損害賠償命令制度」とは?(2015年)
ジャスティン・ビーバーがICPOを通じて「国際手配」 もし来日したら逮捕される?(2015年)
わいせつ動画配信事件で「FC2」創設者に逮捕状 「国際海空港手配」とはなにか?(2015年)
日本で交通事故を起こした「日系ブラジル人」が母国で有罪に・・・「代理処罰」とは?(2015年)
身近な人の「覚せい剤」使用を知ってしまったら・・・通報しないといけないの?(2016年)
大麻にまつわる噂「海外で合法的に使えば大丈夫」はホント? 法的な問題を分析(2016年)
What misconduct is Nissan’s Ghosn accused of、 and how did it come to light?(2018年)
Where’s Carlos? Ghosn to Face Japan’s Legal System(2018年)
Ghosn May Get Bail as Tokyo Court Won’t Extend Detention(2018年)
保釈の可能性から一転、“拘束”継続へ ゴーン容疑者を特別背任の疑いで再逮捕(2018年)

講演録

「セントラルパークの光」(2006年)
「不祥事捜査を契機とした社内調査の手法」(2010年)
「シリーズあなたの組織の内部通報制度は機能するか?」(2011年~2013年)
「半沢直樹ブームから再考すべき暴力団排除の手法」(2014年)

寄稿

函館弁護士会会報第33号 特別寄稿「函館修習の思い出」

略歴

1994年4月 検事任官東京地検を振り出しに、大阪地検、名古屋地検、東京地検特捜部等に各勤務。この間、人事院在外研究精度で英国ロンドンに派遣され、司法制度の研究に従事する。
2002年3月 東京地検特捜部を最後に検事退官
2002年4月 弁護士登録(東京弁護士会)あさひ法律事務所(現西村あさひ法律事務所)国際部門入所
2003年9月 中央大学非常勤講師
2003年11月 大手信販会社総会屋利益供与事件で社内調査委員会委員に就任
2004年7月 ジョージタウン大学ローセンター、アメリカ法基礎講座修了
2004年8月 フルブライト留学生として、コロンビア大学ロースクールLL.M.コース留学、法学修士号取得
2009年9月 中村国際刑事法律事務所を設立、同所代表

学歴

1985年 中央大学法学部法律学科卒業 渥美東洋教授刑事訴訟法ゼミ
2004年 Georgetown Law Center アメリカ法基礎講座修了
2006年 Columbia Law School卒業(Fulbright留学生)、LL.M.(法学修士号)取得

使用言語

 日本語、英語

所属事務所

 大阪事務所

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刑事事件は初動の72時間が重要です。そのため、当事務所では24時間受付のご相談窓口を設置しています。逮捕されると、72時間以内に検察官が勾留(逮捕後に更に被疑者の身体拘束を継続すること)を裁判所に請求するか釈放しなければなりません。弁護士へ依頼することで釈放される可能性が高まります。また、緊急接見にも対応しています。迅速な弁護活動が最大の特色です。

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