酩酊した状態の強制わいせつ事件で不起訴を獲得
依頼者である被疑者が路上において,面識のない通行中の女性に対し,着衣の上から乳房を鷲掴みにし,さらに,左肩を抱き寄せて唇にキスをしたという強制わいせつ事案です。
被疑者には10年前と1年前に痴漢の前科があり,事件当時のことはお酒を飲んだいたのでよく覚えていないと弁解していました。
被疑者はお酒を飲んでいたのでよく覚えていないと弁解しており,犯人性・事件性が問題となりました。
被疑者はお酒を飲んでいてよく覚えていないと供述していましたが,弁護人が検察官と面談した上で,犯人性,事件性にかかる心証を探りつつ示談交渉の道を模索しました。
被疑者に対しても事件の見通しなどを共有しつつ,自白の方針を固め,示談交渉を進める旨の方針を立てました。
検察官は公判請求の方針で考えていましたが,示談交渉状況を適宜検察官に共有し,勾留満期日前日に刑事処罰を望まない旨の示談が成立したことで不起訴処分を獲得しました。