事件の概要
高校生である少年が,共犯者と一緒に家電量販店で万引きした窃盗事案。少年は高校を卒業する直前であった。
弁護方針
弁護人は,少年の通う高校側に対し,少年の卒業を認めてもらうよう交渉した。さらに,大学進学についても,高校側が大学に本件のことを伝えないように要請した。また,本件では観護措置も取られたが,裁判官と観護措置を途中で打ち切ってもらえないか折衝した。事件に関しては,本人が当初から認めていたことから,被害店舗と誠心誠意示談交渉を行った。
結果
少年は無事高校を卒業し,希望する大学へ進学をすることができた。観護措置は途中で取り消され,最終的に,少年は保護観察処分を獲得することができた。