刑訴一部改訂解説(5) – 取調べの録音・録画制度の導入|刑事事件の中村国際刑事法律事務所

刑訴一部改訂解説(5) – 取調べの録音・録画制度の導入

刑事弁護コラム

刑訴一部改訂解説(5) – 取調べの録音・録画制度の導入

概要及び解説

 刑事訴訟法の改正により,取調べの録音・録画制度が新たに導入されました。議論の段階では,全ての事件の取調べを録音・録画するべきだという意見もありましたが,裁判員裁判対象事件などの一部の事件で,かつ逮捕や勾留により被疑者の身体的拘束がなされている事件に限られました。
 このような事件であれば,原則として取調べの全過程を録音・録画することになりますが例外もあります。例えば,やや考え難いことではありますが,録音・録画をするための機器が故障してしまったような場合があります。他にも,指定暴力団が犯罪に関与している場合などは被疑者が報復されることを恐れて本当のことを話せなくなる恐れが高いので,録音・録画をしないことも許容されます。
 このように録音・録画された記録媒体は,被告人の供述書の任意性を立証する時に使用されます。すなわち,録音・録画したものを法廷で確認することにより,警察や検察が脅しや暴力を用いて被疑者に無理矢理自供させていないかなどをチェックすることが可能になるのです。この記録媒体の取調べ請求を検察が拒むような場合には,当該書面の取調べも裁判所が却下することになります。
 このような制度により,捜査機関による録音・録画義務が間接的に担保されていることになります。

Pocket

「刑事事件」に関する取扱い分野

暴行事件の逮捕・示談に強い弁護士

 日常生活で起こりうる,以下のようなトラブルを見てみましょう。 彼女と口喧嘩をしていて,つい手が出てしまった,殴ってしまった けんかになって相 ...

弁護士によるセカンドオピニオン

弁護士のセカンドオピニオンとは何か  セカンドオピニオンとは,ある専門家に相談または依頼している案件について,別の専門家に意見を聞くことをいいます。 ...

民事事件

民事事件でお困りの方々のアドバイザーとしてお力になります  当事務所の弁護士は,離婚や相続といった民事事件に関しても豊富な経験と知見があります。 ...

「刑事事件」事案の経験豊富な弁護士はこちら

弁護士 上野 達夫

 弁護士上野達夫は東京大学経済学部を卒業し,司法修習修了後,大手国際総合事務所を経て,ニューヨーク大学ロースクールに留学し,ニューヨーク州の司法試験に ...

弁護士 勝浦 貴大

ご挨拶  大阪で弁護士をしている勝浦貴大と申します。社会は日々,複雑に変化しますが,刑事事件もの様相も複雑かつ多様に変化するものと思います。こうした ...

弁護士 中村 公輔

ご挨拶  弁護士の中村公輔と申します。刑事事件の手続きは,一般の方々には馴染みのないものであり,実際に逮捕されるなどして初めて手続きの流れを知ること ...

「刑事事件」に関する刑事事件Q&A

「刑事事件」に関する刑事弁護コラム

「刑事事件」に関するご依頼者様の「感謝の声」

「刑事事件」に関する解決実績

mail tel