銃刀法違反事件で不起訴
事件の概要被疑者が,拳銃の実弾を所持していたとして,空港で逮捕された,銃刀法違反事件。被疑者は少数言語しか理解できず,英語でのコミュニケーションもほとんどできなかったにもかかわらず,警察官や検察官の取調べ,裁判官の勾留質問においても,英語の通訳しかつけずに手続きが進んでいた。
弁護方針
本国にいる家族とも連絡を取りながら,早期に帰国できるように,勾留延長前の釈放を目指した。少数言語の通訳を探し,弁護人就任初期の段階で,事情聴取して調書を作成した。
結果
勾留延長はなされず,勾留されてから10日で釈放され,不起訴処分を獲得。釈放時に弁護人が被疑者を警察署に迎えに行き,被疑者家族が待つ空港まで送り,そのまま被疑者は帰国した。