明確な見通しで信頼を得て公判請求を回避
元交際相手に対して、同人の裸の写真と共に脅迫文言を送ったことで逮捕されたという脅迫罪の事案です。
依頼者(対象者のご家族)が遠方在住であったため、勾留されている対象者の状況が分からず不安、とのことで当事務所に接見先行の依頼がありました。
弁護士が初回接見した時点では、すでに国選弁護人がついておりましたが、「こんな事件は大したことない。何もしなくてもすぐに出られる」と不適切なアドバイスがなされておりました。対象者としても、逮捕されている以上そのようなことはないだろうと国選弁護人に不信感を抱いていたため、ご家族が選んでくれた弁護士に切り替えたいとのことで、受任となりました。
対象者としてはまさか逮捕されることになるとは思わず落ち込んでいたため、弁護士は事件の見通しを伝えるとともに対象者を励ましました。また、検察官に対象者の反省を伝えるため、被害者への謝罪文を書いてもらいました。
被害者の処罰感情が強く、残念ながら示談は不成立でしたが、被害者への反省、釈放後は実家に帰って親の監督を受けながら生活する環境が整っていることなどを検察官にアピールし、公判請求を回避、略式罰金となり、満期当日に罰金を納付して釈放となりました。
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