少年による道路交通法違反で不処分
事案概要
少年である依頼者が地元の仲間約20人と暴走行為を行った道路交通法違反事件。関与者が多数であったため,順次逮捕,処分がなされていた。少年は事件から約1年間経過後に逮捕された。
弁護方針
少年は,事件後,暴走行為からは足を洗い,真面目にアルバイトをして生活していたので,毎日アルバイトをし,勤務後は疲れてすぐに寝てしまうこと等を,交際相手とのLINE中に寝落ちしてしまっている部分のスクリーンショットを複数提出するなどして立証した。
また,調査官は短期保護観察でよいのではないかと述べたが,粘り強い交渉を行い,すぐに保護観察にするのではなく,試験観察を経て,不処分とすることが相当であると訴え続けた。
結果
事件後1年間,真面目な生活を行っていることが評価され,少年は,鑑別所に行くことなく釈放された。そして,調査官への説得が功を奏し,試験観察を経て,最終的に不処分となった。共犯者が約20人いる中,不処分となったのは少年だけであった。