事件の概要
執行猶予期間中に,再度万引き行為に及んだ窃盗事件。被害店舗が大手チェーンであったため,示談することができない事案だった。
弁護方針
精神科医師に治療方針についての意見書を作成してもらった。また,両親だけでなく,保護司にも嘆願書を作成してもらい,今後の更生計画を具体化したうえで,公判請求の回避を求める意見書を検察官に提出した。
結果
担当検事と何回も打ち合わせた上,処分保留のまま勾留満期に釈放された。その後も,担当医や保護司と連絡を取り,検事に適宜報告のうえ,最終的に不起訴処分を獲得。