大麻取締法違反事件で不起訴
事件の概要
被疑者が知人を乗せて車を運転していたところ,職務質問をされて車内の捜索をされた際,車内から大麻樹脂が見つかり現行犯逮捕された事案。後に勾留されるも,被疑者は自分のものではないと否認していた。
弁護方針
まず,嫌疑不十分を目標に,被疑者の弁解を調書化し,検察官に提出した。
被疑者が外国人であったため,警察署内で上手くコミュニケーションがとれず,釈放されるまで毎日警察署に赴いて刑事手続に関するあらゆる質問に答えた。また,これまで聴取した事項を再度確認し,供述調書を作成した。
勾留満期前に,検察官に不起訴処分意見書を提出し,同乗していた知人が職務質問の際,車内に大麻樹脂を隠匿した可能性が排斥できないと主張した。随時,被疑者の母国の大使館及び外務省とも連絡をとった。
結果
結果として,不起訴処分を獲得することができた。