被害届受理前の迅速な弁護活動で不立件
事件の概要
大学教員として勤務していた被疑者が、ハロウィンパーティーの二次会として行われたカラオケに生徒である女子学生とともに参加し、当該女子学生をカラオケルームで姦淫したという事案。被疑者は同意があったとして、強制性交等(旧 強姦)の事実を否認していた。被害者が、大学に被害を申告したために事件が発覚。警察に被害届が提出される前段階で受任した。
被疑者は日本で単身居住していた。
弁護方針
生徒と不適切な関係を持ったということで大学からの処分は不可避であった。大学から、被害者が警察署に相談済であるという事実を確認できたため、弁選提出を口実に、所轄の担当警察官に接触した。担当警察官には、被告人の弁解を、弁護人を通じて伝えた。また、被告人名義の誓約書を作成し、逃亡及び罪証隠滅のおそれがないことについて、被疑者の誓約書を作成させ、所轄の警察署の署長あてに提出した。
結果
結果、警察署が被害届を受理しなかったため、刑事事件として立件されることなく終結した。
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