ウィンターインターン 参加者感想文 T.Oさん(2019年)(京都ロー卒業)|刑事事件に強い元検事弁護士が強力対応

ウィンターインターン 参加者感想文 T.Oさん(2019年)(京都ロー卒業) ウィンターインターン 参加者感想文 T.Oさん(2019年)(京都ロー卒業)

ウィンターインターン 参加者感想文 T.Oさん(2019年)(京都ロー卒業)

1. はじめに

 私がNICDのサマーアソシエイトに応募させて頂いた理由は,自分が法曹という職業を志望するに至ったきっかけが大学3回生の頃に履修していた刑事訴訟法の授業で検察官3人の方々のお話を聞いていたこと,その縁でロースクールに入り,京都や滋賀で大変著名な刑事弁護の先生方に3年次前期に刑事弁護実務演習でしごかれて刑事弁護に興味をもったこと,同演習での起案の参考になるものを手当たり次第にGoogle先生に御教示いただき,NICDの存在を知ったことです。
 幅広い分野を取り扱うことを売りにする事務所,民事法の特定の分野での強みを売りにするいわゆるブティック事務所,それぞれのサマーアソシエイトに参加させていただいたことはあっても,刑事弁護を全面に押し出すブティック事務所であるNICDはとても印象に残っていたので,サマーアソシエイトの募集を知って,司法試験の終わったその日に真っ先に応募させていただいたことを鮮明に覚えております。

2. 「社会の医者」としての刑事弁護人

 実務演習や実習,刑事模擬裁判等を通じて刑事事件記録を読み込み,文書を作成することはそれなりに長けているとの自負が私にはありました。しかし,今回のサマーアソシエイトを通じて大海という名の実務を知らない蛙に過ぎなかったことを嫌というほど思い知らされました。
 まず初日に到着して直ぐに渡していただいた否認事件の記録がまるで理解不明で,否認したい理由はわかるし,でも目撃者も被害者もどこか信用ならんし…となり,被告人の意思に沿った公判を実現することの難しさをいきなり突き付けられました(結局最後まで,感覚レベルでのメモ書きが溜まる一方で弁論要旨は完成させられませんでした…)。
 また,電話で相談を受けてからすぐに初回接見に向かい,情報を収集して依頼者である身体拘束状態にある被疑者の家族に情報を提供すべく奔走する姿は,少しでも不当な身体拘束を防いで被疑者等の人生へのダメージを少しでも和らげる・回復させることを目指す,善解させようとする救急病院の医者に似ていると強く感じました。まずは弁護人となるべく弁護士が足を運び,現状を分析しその場その場での最善を尽くす,妥協は一切しない,その姿はまさに「社会の医者」そのものでした。捜査段階という性質上武器対等とはならず情報に限りがある中でも自ら情報の収集に奔走する姿は私の中で特に印象に残っているNICDのサマーアソシエイトの一つです。
 また,社会の医者として活躍するには一人では限界があります。「総合病院」として,個人では避けられない限界を突破するNICDの体制も実際に事務所に身を置くことで知ることができました。ホームページだけではわからない事務所の「雰囲気」を知ることのできる,サマーアソシエイトの魅力だと思います。事務所に寄せられた案件がどのように取り扱われていくのか,その過程を近くでつぶさに観察させていただけたこと,現在進行中のアサインを通じてその過程に身を置かせていただいたことに,スタッフ,弁護士の先生方に感謝申し上げます。

3. 中村先生の講評

 またサマーアソシエイトではたくさんのアサインを頂戴し,実務に直に触れさせていただく貴重な機会を与えていただくとともに,その講評もとても有意義なものとして印象に残っております。
 特に,中村先生から頂いたものに対しては,正直,はじめはよくある薬物事犯じゃないか,と思って初めは取り組んでおり,これをどう講評して頂けるのだろうか,と不思議に思っていました。そんな中で私は,何とか事案の特徴に食らいつこうとして,特に見いだせない特徴を何とかこじつけるように起案しました。
 それに対して,中村先生は,1つとして同じ事件はない,薬物事犯でも変わらない,金太郎あめのようにパターン化しても何ら裁判官に響かない,とおっしゃっており,起案において記録に正面からぶつかっていった自負のあった私はとても嬉しく思ったことをよく覚えております。また,何を書けば良いかわからないということは,記録や事件を,何ら理解できていないことに外ならず,事件についてもっと知りたいことを追求して犯人しか知り得ないことをどんどん発掘することこそが鍵になる,というお言葉も,それまで模擬とはいえ多く刑事事件にかかわった自負のあった私には新鮮な感覚で,とても感銘を受けました。アサインの一つ一つに込められた深い意味を通じて自身の成長につなげることができてとても感謝しております。

4. 終わりに

 サマーアソシエイトを通じて刑事弁護の奥深さをより知ることができました。このような経験は通常,早くても司法修習の刑事弁護になることと思います。貴重な経験を早くからさせていただき,それを自身の成長につなげられるサマーアソシエイトはそう多いものではありません。NICDでの5日間は今後の進路選択に大きな影響を与えてくれると強く感じます。今回のサマーアソシエイトでは,参加前には予想もしていなかった経験を沢山させていただきました。どれも得難い経験ばかりで,応募を決意して正解だったと心から思っております。このような機会を与えて下さり,進路選択の幅を与えて下さり,本当に感謝しております。
 最後になりましたが,どんなに下らない質問や,手のかかる要望にも,嫌な顔一つなさらずにご対応下さったNICDの皆様には,本当に頭が上がらず,本当に感謝しております。
 これからも御迷惑でなければ今後とも御指導のほどよろしくお願い致します。またNICDと関わる機会を頂ける際には立派な姿を見せられるよう,鍛錬し続けたいと考えております。
 この度は本当にありがとうございました。

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