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もし痴漢をしていないにも関わらず、痴漢を疑われて駅員のところへ連れていかれそうになった場合、どうすればよいですか。

もし痴漢をしていないにも関わらず、痴漢を疑われて駅員のところへ連れていかれそうになった場合、どうすればよいですか。

弁護士の中には、この場合の対処法として、名刺を渡してその場から離れることをアドバイスする方もいます。
たしかに、冤罪なのであれば、理屈では指示に従う義務はありませんし、取り敢えずその場での逮捕を避けるという見地からは、これも一つの対処法かもしれません。
しかし、その場から離れたことによるリスクを踏まえると、それが最適な対処方法とまではいえません。
たとえば、あなたのことを犯人だと思っている被害者としては、名刺を渡されたとしても、あなたが誠実に対応せず逃げたものと思うでしょう。逃げたという事実は、その後の逮捕・勾留の必要性を肯定する方向へ作用し得ます。
その場でのその他の対処方法としては、敢えてすぐ立ち去ろうとせず、自分はやっていない旨を駅員にきちんと伝え、後々の繊維付着鑑定等に備え、手にポリ袋等を被せてもらうなどすることが考えられます。
こうすることにより、当初からやっていない旨供述していた事実や証拠保全行為をした事実といったそれなりに有利な事実を、裁判において駅員に証言してもらえる可能性も出てきます。そして、できるだけ早く弁護士に連絡しましょう。

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